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取引関係のない請求書

数年前のことです。小生が属している建診協の東京本部の事務所に行った時のことです。
事務局の方が、管理会社から「こんな請求書が来た事があるので参考に」といって一通の請求書を見せてくれました。
その請求書の内容は、都内で建診協の組合員が手懸けた建物調査診断業務の「工事管理手数料」一式32,500円プラス消費税1,625円、合計34,125円というものでした。

なぜ管理会社からの請求書?取引もないし、何か特別なことを依頼した事もないのに請求書が突然発送されるのか。一般常識では計り知れない出来事の話題でした。

もしかしたらその管理会社は、管理しているマンションが自分たちの物とまでは考えないまでも、自分たちのシマの物件を建診協の関係する組合員がそこで商売をしたのだから、組合員の属する建診協にショバ代を払うのが当たり前だとも思っているのかと勘ぐりたくもなります。
このような請求書事件には唖然とさせられました。もちろん建診協としてもお支払いする理由が見当たらないので支払い拒否と強く通知したのは当然でした。

請求書ではないのですが、四国のマンションの例です。
そのマンションは新築間もない頃から不具合が多発し、そのなかでオートロックを入ったところの修繕の事で、管理会社のスタッフに、修繕の際「何方の了解を得て内部に入って修繕を下のですか?」と問いかけたところ、「管理人の了解で中に入って修繕工事をした」との回答でした。
そこで「このマンションは管理人の所有物ですか?」と話を切り返すと逆切れで、「自由に入れる範囲はどこまでなら良いのか?」とスタッフ君は言葉を荒らしました。
管理組合の役員の方に話を通してからオートロックのなかに立入るのが常識でしょう。
マンション管理のプロの名が泣きます。

もしかしたら、彼らはこのマンションは自分たちのシマとでも勘違いしているのかもしれません。
折り目、筋目の話は重要だと思います。企業のコンプライアンスにも疑問符でした。

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