家庭内事故の意外な現場
安全でなければならない家庭で起きる事故の事はあまり知られていない。
段差解消や手摺を付ける、このようなところは何も説明しなくてもお分かりだろうと思います。しかし事故は高齢者だけのものではありません。小さなお子さんにも危険はたくさんあるのです。
では家庭内のどこで事故が多いのかを考えてみると、高齢者では居間が一番多くて、浴室での転倒が多いようです。居間が意外に多いのは床に置いていた新聞やチラシ、電気製品のコードに足を引っ掛けるといったものです。
一方特に危険なのは、浴室・脱衣室・トイレなどで起きる「ヒートショック」です。「ヒートショック」は住宅内の急激な温度差に起因する事故で、年間3000人もの人が死亡していると言われています。
次に小さなお子様の事故ですが、台所の火や刃物の事故が考えられるが、一番多いのはドアなどにぶつかる、建具で指を詰めるなどの事故のようです。危険と思しきところへの気配りが親御さんの意識のなかで大きいのかなと思われます。もちろん転落事故だってあるわけですから気をつけなければなりません。