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よく分らない「新形態JV方式の特徴」

3年ほど前のことです。
中国地区内のあるマンションの修繕委員長様からのメールの一部です。
大規模修繕工事を予定されていて、管理会社をどのような位置づけで考えたらよいのかという内容です。
その過程で、管理会社から配布された冊子に載っていた事のようですが、その一部部分に、私たちにとっても聞きなれない「新形態のJV方式の特徴」ということです。

メールに記載されていた「新形態のJV方式の特徴」の概要について(メール文より)
1. 契約について
・ 入札で決定した①業者と②管理会社系列企業と③管理組合三者で契約を行なう。
・ ③管理会社系列企業には④管理会社が連帯保証する。
2. 価格について
・ 入札の最低価格+5%を契約金額とする。
・ 設計監理・工事監理は④管理会社との別契約となる。
3. 保証について
・ 工事の保証は全て、②管理会社系列企業が行う。
(保証額については最終入札価格の約5%)
・ 保証期間は一般的アフターサービス基準の1.5倍。
(屋上防水は通常10年の保証だが、15年保証とする)

このメール文を読んで、小生は目をぱちくりさせました。
1. 何でこのようなややこしい方式にするのか?つまり、四社の役割と責任が分らない。
2. 2.第三者のチェック体制がない。誰が品質のチェック機能を果すのか?
3. 業者の保証をなぜ施工をしない会社が保証するのか?また保証の内容が不明。完成保証?
4. 価格については消費税込みの金額だろうと思われる。
5. 設計監理・工事監理についてまだ余分に費用が必要なの?よく分からないが。
6. 完成後のアフター保証は工事業者ではなく、なぜ管理会社系列企業が行うのか?
7. 一般的に防水保証は10年だが、それ以上の期間を提示すること自体おかしい。
8. この種の保証は、工事請負者・下請け防水業者・防水材メーカーの3社保証が常識化している。
とにかく素人の方は「保証」と言う言葉に弱く、実効性のある「保証」かそうでないかを見抜かなければならない。

ややこしい話は気を付けなければ。

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